高野山

10月27日木曜日、高野山に行ってきた。 

                                     

私は舅と会ったことがない。舅が亡くなってから連れ合いと出逢った。だから連れ合いや姑の話でしか知らない。

その舅は大学生の時学徒出陣で海軍に招集されたらしい。14番目に集められたので「海軍14期」というらしい。結婚前から学徒出陣という言葉は知っていた。意味も。けど、捉え方はふわふわしてたな。物語の世界、現実感は薄かった。

海軍14期の碑が高野山にある。その碑の中に14期の氏名が書いてある。戦争で亡くなった人の名も生きて帰った人の名も。

その連れ合いの父の名を確認したいと言う、写真に撮っときたいと。

高野山へは新今宮8:44発の特急こうやで。


f:id:f0rest20220825:20221112231211j:image

 

極楽橋でモノレールに乗り換え。モノレールで山を登りながら紅葉を見れたら良いなと思ってた。

 

f:id:f0rest20220825:20221112231435j:image

 

大阪と比べると少し寒いかな?高野山駅からバスに乗ってまず金剛峯寺へ。バスの中から見ると色づき始めた頃合いか。

前日のしらべでは金剛峯寺の辺りに御朱印帳を売っている店があるはずだった。見当たらない。杜撰な調べ方だった自覚はある。仕方ないので根本大塔の方に行く。前に来たとき確かあったはず。相変わらず杜撰。


f:id:f0rest20220825:20221114223750j:image
f:id:f0rest20220825:20221114223812j:image

正面から入らず、横から入ったんだけど見事な紅葉。そして朱色の根本大塔。美しい。

無事、御朱印帳を買い、御朱印を頂く。金堂、根本大塔と回り、再び金剛峯寺へ。


f:id:f0rest20220825:20221116221904j:image

 

正門から入る。門のところの紋に五三の桐がある。秀吉と関係があるのだろうか?

中に入ると御朱印を頂くところがあって、そこで御朱印帳も売っていた。なんか無駄な動きをしたみたいだけどまあ、良いか。

襖絵を眺めながら、順路を進む。大広間で椅子に座ってお茶をいただく。コロナ前に息子たちと来たときは椅子も机もなかったの。お抹茶と和菓子をいただいたの。コロナ対策なんだろうね。皆さん、色々工夫して頑張ってるんだと思う。

金剛峯寺を出たとき、間が悪くバスはもう行ったあとだった。次のバスまで大分時間が空くので歩いて一の橋に向かう。

そろそろお昼だし途中でお店が見つかればご飯を食べに入ろうと言いつつ歩く。

ことぶき食堂というお店を見つけて入る。私は基本観光地での食事は諦めている。経験上当たりはあまり無い。でもね、ここは大当たり。美味しかった。お腹空きすぎて写真撮るの忘れたけど。

お腹いっぱいで一の橋に向かって歩く。
慰霊碑に到着。合掌。義父の名前を探す。連れ合いは他に義父から聞いたことのある名前も探していたようだ。

そこから奥の院の方に歩く。戦国武将の墓、大名の墓、企業の慰霊碑、そして第二次世界大戦で亡くなられた人を弔ういろんな部隊の慰霊碑。

想うことは色々ある。 

再びバスに乗り、大門へ。

f:id:f0rest20220825:20221126223746j:image

立派門だなぁと感嘆し、再度バスに乗り高野山駅に向う。

駅に到着して、この日一番のドキドキ。7分後に出るモノレールに乗ればスムーズに特急こうやに乗り換えることができる。乗れなければ1時間近く待つか、急行に乗ることになる。帰りの時間の予定が立たなかったので特急券を購入してなかった私達はここで特急券を購入しなければならなかった。でね、私達の前に5人ほど並んでいたのだけど、これがなかなかゆっくりなのだよ。まぁ、私が焦っていたので余計にゆっくりに感じられたのだろうけど。モノレールに乗る階段を焦りながら、転ばないように降りる。

極楽橋でもちょっとパニック。電車が2本並んでいてどっちに乗れば良いかわからなかった。本当は極楽橋グッズを見たかっただけど、そんな余裕はなかった。

家に帰り着いたのは18時前くらいかな。久々の遠出で、楽しかった。