駐車場の迷宮

イオンモール草津に行って来た。そして迷宮に迷い込んだ。

 

イオンの平場の駐車場に車を止めた。そのまま真っすぐ歩いた先の入口からイオンモールの中に入った。買い物を終え、外に出た。大体この辺りだろうと思った場所に車はない。あぁ、この中から探すのは大変だとは思った。けれど、見つからないわけがないとも思っていた。

 

当たりをつけた場所から順に探すが見つからない。何度も探すが見つからない。汗をかくほど歩いている。唐突に思い出した。カートの置き場所が進行方向の左側にあった。ここは右側にある。カートの置き場所が左側の列を探せば良い。それもない。何がなんだかわからない。そういえばここにはAとBしかない。確かEとかFもあったはず。妙な違和感。30分ほど歩き回った頃、連れ合いから電話がきた。車を見つけたと。

 

分かってしまえばなんてことはない。駐車場を間違えてた。駐車場はイオンモールの北側と南側にあって、車をとめてたのが北側。探してたのが南側。車を停める列の長さとか微妙に違って、でも造りは同じだから妙な感覚におそわれた。車を見つけられない焦りもあったんだと思う。本当に迷宮に迷い込んだかと思った。この季節にすごく汗をかいた。いくつか違和感を感じていたのだから、もっと考えればよかったんだろう。すごく疲れた。

高野山

10月27日木曜日、高野山に行ってきた。 

                                     

私は舅と会ったことがない。舅が亡くなってから連れ合いと出逢った。だから連れ合いや姑の話でしか知らない。

その舅は大学生の時学徒出陣で海軍に招集されたらしい。14番目に集められたので「海軍14期」というらしい。結婚前から学徒出陣という言葉は知っていた。意味も。けど、捉え方はふわふわしてたな。物語の世界、現実感は薄かった。

海軍14期の碑が高野山にある。その碑の中に14期の氏名が書いてある。戦争で亡くなった人の名も生きて帰った人の名も。

その連れ合いの父の名を確認したいと言う、写真に撮っときたいと。

高野山へは新今宮8:44発の特急こうやで。


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極楽橋でモノレールに乗り換え。モノレールで山を登りながら紅葉を見れたら良いなと思ってた。

 

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大阪と比べると少し寒いかな?高野山駅からバスに乗ってまず金剛峯寺へ。バスの中から見ると色づき始めた頃合いか。

前日のしらべでは金剛峯寺の辺りに御朱印帳を売っている店があるはずだった。見当たらない。杜撰な調べ方だった自覚はある。仕方ないので根本大塔の方に行く。前に来たとき確かあったはず。相変わらず杜撰。


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正面から入らず、横から入ったんだけど見事な紅葉。そして朱色の根本大塔。美しい。

無事、御朱印帳を買い、御朱印を頂く。金堂、根本大塔と回り、再び金剛峯寺へ。


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正門から入る。門のところの紋に五三の桐がある。秀吉と関係があるのだろうか?

中に入ると御朱印を頂くところがあって、そこで御朱印帳も売っていた。なんか無駄な動きをしたみたいだけどまあ、良いか。

襖絵を眺めながら、順路を進む。大広間で椅子に座ってお茶をいただく。コロナ前に息子たちと来たときは椅子も机もなかったの。お抹茶と和菓子をいただいたの。コロナ対策なんだろうね。皆さん、色々工夫して頑張ってるんだと思う。

金剛峯寺を出たとき、間が悪くバスはもう行ったあとだった。次のバスまで大分時間が空くので歩いて一の橋に向かう。

そろそろお昼だし途中でお店が見つかればご飯を食べに入ろうと言いつつ歩く。

ことぶき食堂というお店を見つけて入る。私は基本観光地での食事は諦めている。経験上当たりはあまり無い。でもね、ここは大当たり。美味しかった。お腹空きすぎて写真撮るの忘れたけど。

お腹いっぱいで一の橋に向かって歩く。
慰霊碑に到着。合掌。義父の名前を探す。連れ合いは他に義父から聞いたことのある名前も探していたようだ。

そこから奥の院の方に歩く。戦国武将の墓、大名の墓、企業の慰霊碑、そして第二次世界大戦で亡くなられた人を弔ういろんな部隊の慰霊碑。

想うことは色々ある。 

再びバスに乗り、大門へ。

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立派門だなぁと感嘆し、再度バスに乗り高野山駅に向う。

駅に到着して、この日一番のドキドキ。7分後に出るモノレールに乗ればスムーズに特急こうやに乗り換えることができる。乗れなければ1時間近く待つか、急行に乗ることになる。帰りの時間の予定が立たなかったので特急券を購入してなかった私達はここで特急券を購入しなければならなかった。でね、私達の前に5人ほど並んでいたのだけど、これがなかなかゆっくりなのだよ。まぁ、私が焦っていたので余計にゆっくりに感じられたのだろうけど。モノレールに乗る階段を焦りながら、転ばないように降りる。

極楽橋でもちょっとパニック。電車が2本並んでいてどっちに乗れば良いかわからなかった。本当は極楽橋グッズを見たかっただけど、そんな余裕はなかった。

家に帰り着いたのは18時前くらいかな。久々の遠出で、楽しかった。

石切劔箭神社

10月16日日曜日、石切さんに出かけた。

7月の三連休以来のお出かけ。勿論ずっと家に閉じこもっていたわけではない。ただそれは用事があっての外出で、決して楽しみで出かけていたわけではない。ただの遊びの気分のお出かけは久しぶり。それも電車に乗って。

大阪メトロ中央線新石切駅で降りる。

新石切駅から一番近い参拝道を行くと鳥居と絵馬殿の間の道に出た。さきに絵馬殿の方に行く。とても立派な建物。


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絵馬殿の中に「石切劔箭大神御霊験」というのがあった。そこに書かれている住所がうちの近所で、名字が知っている人の名字だった。その人と関係あるかどうかは確認する気もないのでわからないけど、びっくりはした。こういうのも縁のうちと考えても良いのだろうか?

次に三ノ鳥居をくぐって本殿へ。お参りをする。


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コロナ前の2019年皮膚癌の手術をした。その時に連れ合いが石切さんに参ってくれて病気平癒のお願いをしてくれたようだ。今年経過観察期間が終わったのでお礼参りに来たんだけど、元気な報告はしたけど御礼を言うのを忘れていたような。歳を取るとこういうところがヤダよね。

石切さんは大阪で信仰を集めている神社だから、参拝に来る人は多い。その割には境内は広くないので混雑している。中にはお百度を踏んでいる人もいてやりづらそうだなと恐縮する。

崇敬会館で御朱印帳を購入して、御朱印を頂いた。今日から御朱印帳は神社用とお寺用に分けることにする。特に意味は無いけれど。

参道に戻って、来た道と反対方向に進む。中々の坂道。ゆっくりと登る。

石切さんを出てすぐのところに小洒落た建物が出来ていた。複数のお店と休憩スペースがあるみたい。中には入らず、そのまま参道を進む。道は広くなく、道の両側に店が並ぶ。占いの店、漬物の店、お菓子屋さん、昭和な感じのお店が多い。私の世代だと懐かしい。

色々とお店をのぞいたりしながら20分ほど坂道を行くと石切大仏に着いた。


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奈良や鎌倉に比べるとこじんまりしてるけど、出来た当時は日本で3番目の大きさだったらしい。大仏さんを拝んで来た道を帰る。途中で汗で濡れたマスクを変えた。良い感じの運動になったようだ。

 

祭りの前だけが好きだった、たぶん今も

イベントが好きだと思う。思っていた。けれど、本当に?

計画を立てているときは楽しい。でも、本番が近づくにつれ面倒くさくなってしまう。若い頃は確かにそういう自分を自覚していた。子供たちが小さい頃は面倒だと思わなかった。

子供たちはもう大人。計画はほぼ私か連れ合いの為のもの。そうなると面倒だという感情がもたげてくる。

要するに瞼の手術を面倒に感じている。朝早いから洗濯する時間もないし。でも、行きますよ。メンドくさいけど。

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結果、プチ整形

11月に手術を受けることになった。眼瞼下垂症の改善の為に行うもので拳筋短縮術というものになるらしい。簡単に言うと緩みきった瞼の筋肉を除いて瞼が今より上がるようにするらしい。

 

私の場合、若い頃からハードコンタクトレンズの為、瞼の筋肉が駄目になるのが早いらしい。私が若い頃から眼鏡じゃない理由は眼鏡だと頭痛が酷くて耐えられなかったからで、ソフトじゃない理由は目が悪すぎてソフトだと合う度数がなかったからだ。

 

8月の末に紹介状を持って手術を行う病院を訪れた。この手術を行うには若いらしいが、瞼が眼球の半分を覆っている状態なので手術をするより仕方がない。汗が気になるので汗のかかない季節が良いと11 月に決めた。手術前の検査は10月となった。万が一検査の時期にコロナにかかったとしても、1ヶ月あればその間に治って検査を受ければ手術の予定をずらさなくて良い。ということで約1ヶ月前の検査となった。検査自体はスムーズに済んた。結果が出るのに1時間ひたすら待った。心電図、血液検査共に問題なく、看護師さんから説明を受けた。手術の時間は手術の日の4日前に連絡がくるらしい。

 

私の場合はあくまでも治療のためのものだが、結果だけを見ればプチ整形と変わらない。プチであろうがなかろうが人に「整形したの?」どストレートに聞く人間がいるだろうか?私なら聞けない。ならば「あの人あの歳で整形しはったんや」と思われることになるのだろうか?それを考えると少し憂鬱である。